2019~2020年度公式サイト。東京立川ロータリークラブは、1960年(昭和35年)6月27日に創立されました。会員数は122名、毎週金曜日にパレスホテル立川にて例会を開催しています。

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会長所信

2019~2020年度 東京立川ロータリークラブ

会長 長井 守

東京立川ロータリー会長 長井守

クラブテーマ

60周年記念ロゴマーク

60周年記念ロゴマーク

会長所信

■はじめに
2019年5月1日に、「平成」に変わる新たな元号として「令和」に改元され、新たな時代の幕開けとなりました。2020年7月、東京では1964年大会以来56年ぶりに、アジアでは初となる2度目の東京オリンピック・パラリンピック開催を控え、今、日本中がオリンピック・パラリンピック一色となりつつあります。また、1920年10月20日に日本初のロータリークラブ創立総会が開催されて100年が経過し、本年度東京立川ロータリークラブは創立60周年という節目を迎えます。人間で言えば還暦ということになるのでしょうか。還暦は60年で干支が一回りして再び生まれた年の干支に戻るということです。本年はまさに「原点回帰」の年といえます。すべての事業、委員会運営に関しても、もう一度原点に立ち戻り、その事業の必要性や今後の在り方を再考していきたいと思っています。
今回の「Restart!」というテーマはこのような思いを込めています。

さらにロータリーの基本理念である「職業奉仕」と真摯に向き合ってみようと思います。
今日、少子高齢化に伴って、日本企業の働き方そのものを改め、雇用・人材教育が大きく変わろうとしています。終身雇用や年功序列といった言葉は、すでに死語になりつつあり、従来の労働慣行の変革を求められています。私は今回このような観点からシニア世代、若者世代にフォーカスし、労働(雇用)の問題について考えてみたいと思います。

そして、2020年、国連はその創設と平和の推進という使命に基づいた活動の75周年を迎え、ロータリーは世界中の人道的課題に国連と共に取り組んでまいりました。このような関係性から国連で2015年に採択された「SDGs(エスディージーズ)」に注目致しました。おそらく“SDGs”というワードを初めて聞かれる方も多いのではないでしょうか。実際“SDGs”の日本の知名度は約15%と他国と比較すると、未だ浸透していないのが現状です。本年東京立川ロータリークラブでは、この“SDGs”の活動に関心を持ち、その理解を深め、当会でもまた自身の職場でも積極的に取り組んでいただきたいと思っております。(SDGsの詳細は3ページ目に記載。)

■シニア世代と若者世代の労働のギャップ
シニア世代のアンケート調査では、若者世代に対する不安要素の上位3つは「精神面が弱いところ」、「受動的なところ」、「コミュニケーション能力が低いところ」という結果が出ています。各世代の時代背景が異なることを前提においても間違いなく思考のギャップはあり労働に対する価値観の違いは否めません。これまでの地域や企業を支えてきているのは、私たちシニア世代が大きく関わっているはずです。しかし、今後の未来の日本、東京、ひいては立川を背負っていくのは紛れもなく若者世代です。つまり、

私たちシニア世代はより長く元気に社会へ参画し、その豊富な経験を若者世代へ伝えていくことが求められます。一方、若者世代はその柔軟な考え方で、シニア世代からの意思を受け継ぎ、より多くの経験をして、思考を変化させ、オリジナリティ溢れる「社会」を形成する必要があります。
私はここに着目し、本年度事業を行っていきたいと思います。

■シニア世代のセカンドステージへ
「人生100年時代」と言われる中、長い老後をいかに豊かに過ごすかはシニア世代にとって重要なテーマです。厚生労働省によると男性の平均寿命は81.09歳、女性は87.26歳で過去最高になりました。国民の健康意識が高まり生活習慣が改善していることが大きな理由と言えるでしょう。団塊の世代が75歳以上になる2025年には高齢者の増加が予測され、60歳以上の労働率は確実に上昇します。しかし現在の日本の労働市場や労働法制は「人生100年時代」を見据えていません。定年後の再雇用制度や早期退職制度の選択も一考を要します。私たちシニア世代に求められているのは、社会の基本的なスキルです。コミュニケーション能力や利害の調整能力、そしてこの世代の何よりの強みである何十年もの労働で得た経験、知見は大きな宝となっています。その財産を今後は自分のためだけに使うのではなく、若者世代に伝えていくことで、シニア世代が培ってきたその大きな宝を次の世代が今後、成長、活躍するための礎として残していくことができるのではないでしょうか。人生の後半戦、多くの試合を重ねてきた我々にできることは、監督の立場、つまり教育なのではないでしょうか。

■若者の限りなき未来へ
文部科学省と厚生労働省の調査によると2018年3月卒業の大学生の就職率は98.0%であることがわかり、1997年の調査開始以来、過去最高を3年連続で更新しています。高校生に至っては、98.1%と8年連続で改善されました。文部科学省は「景気の回復基調が続き、企業の採用意欲が高まっている」と分析しています。しかし、大学生の3年以内の離職率は32.2%、高校生は40.8%で10人に3人が辞めているのも現実です。離職理由は様々ですが、ネガティブなものばかりでもないようです。自分自身のキャリアアップの為に可能性を探りたいなど、前向きな理由もないわけではありません。また、2008年のリーマンショックの影響で採用中止、人数削減をした企業では30代前半の社員が極端に減少しています。また、中小企業においては、経営者が引退する際の後継者がいないという問題をかかえている企業も少なくありません。就職率が高まる一方で少子化の歪みは今後の大きな課題といえるでしょう。この状況の中、今、若者の間では自らが起業する、また、大手企業と協業するという形での社会進出を目指す熱が高まっています。とはいえ、日本では、起業家教育が不十分であり、起業家の中には十分なサポートが受けられていないと感じる者が多いようです。しかし、中小企業庁の調査によると、起業家が活用した支援策のなかで最も満足度が高かったものとして、先輩経営者による起業指導を挙げる者が多くいます。

また、これから起業をしようとする者が、活用したい支援策として、同様の策を挙げている者が多いことも興味深いように思われます。このような起業家、起業準備者の若者に対して、私たちシニア世代が培ってきた知識やスキルを提供し、彼らのポジティブなイマジネーションを具現化する手伝いをすることは出来ないでしょうか。若者世代には大いに私たちシニア世代を活用いただき、若者の斬新奇抜な発想から、無限の可能性と自らの働きに価値を見出してもらいたいと思っております。

■SDGs(持続可能な開発目標)17の目標&169のターゲットに取り組もう
「 SDGs(エスディージーズ)」とはSustainable Development Goals (持続可能な開発目標)の略称で、2015年9月に国連で開かれたサミットの中で世界のリーダーによって決められた国際社会共通の目標です。このサミットでは、2016年から2030年までの長期的な開発の指針として「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択され、その中に17個の「(SDGs)持続可能な開発目標&169のターゲット」というものがあります。

(SDGsの17の目標とは (169のターゲットは省略)
①貧困をなくそう
②飢餓をゼロに
③全ての人に健康と福祉を
④質の高い教育をみんなに
⑤ジェンダー平等を実現しよう
⑥安全な水とトイレを世界中に
⑦エネルギーをみんなにそしてクリーンに
⑧働きがいも経済成長も
⑨産業と技術革新の基盤をつくろう
⑩人や国の不平等をなくそう
⑪住み続けられるまちづくりを
⑫つくる責任つかう責任
⑬気候変動に具体的な対策を
⑭海の豊かさを守ろう
⑮陸の豊かさも守ろう
⑯平和と公正をすべての人に
⑰パートナーシップで目標を達成しよう

この①~⑰の項目は、21世紀の世界が抱える課題を包括的に挙げていることがわかります。
現時点では日本の将来を危惧する結果も出ています。
2018年7月に「Bertelsmann Stiftung(ベルテルスマン財団)」と「SDSN(持続可能な開発ソリューション・ネットワーク)」から発表された“SDGs”達成ランキングにおいて、日本は156ヶ国中15位となっています。因みにトップ5はスエーデン、デンマーク、フィンランド、ドイツ、フランスでヨーロッパに集中しています。日本は17の目標のうち達成されていると評価されたのは、「④質の高い教育をみんなに」の1つのみで、その他の目標は未達成となっています。特に「⑧働きがいも経済成長も」においてはまさしくロータリーの基本理念「職業奉仕」にリンクしているのではないでしょうか。“SDGs”は国や政府、企業だけが意識すべき特別な目標ではなく、一人一人に密接に関わっている自分ごととして捉える、意識の改革から始めることが重要なのかもしれません。

■結びに
私は立川で育ち、東京立川ロータリークラブに入会して17年の歳月が経ちました。私自身も東京立川ロータリークラブと同じ(60歳)を迎え、今までお借りしてきた多くの恩恵を少しずつお返ししていく年齢になったと実感する日々です。それと同時に、多くの方々との出会いで育まれた経験値を、世代を超えて繋いでいきたいと思うようになりました。
私たちシニア世代が得てきた経験値と人間性を若者世代に伝え、若者世代への奉仕を積極的に行うことで、シニア世代と若者世代が調和した活気ある街となり「社会奉仕」に結び付くと信じております。
このたび会長の職をお引き受けするにあたり、美しい社会のあり方を見つめるきっかけになったことに

間違いありません。会員の皆様には改めて感謝を申し上げたいと思います。
イギリスの往年の大女優、オードリーヘップバーンは晩年、ユニセフ親善大使として活動し、ソマリアの難民救済にも力を尽くしました。彼女は生前、素晴らしい言葉を残しております。

「年をとれば、自分には二つの手があることに気づくでしょう。ひとつの手は自分自身を助けるために、もう一つの手は他者を助けるために。」

今、私のもうひとつの手は、確実に奉仕の一端を担っています。
一年間、何卒宜しくお願い申し上げます。

全体事業

●創立60周年記念式典及び記念事業の実施
●会員数120名クラブへの挑戦

重点事業(記念事業)

●創立60周年記念職業奉仕事業
●創立60周年記念社会奉仕事業
●創立60周年記念国際奉仕事業
●創立60周年記念青少年奉仕事業

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